インポートはできるけど、エクスポート機能のないエキブロ。うが。


by aisasaki_dash

思い出は続く

二週間ほど過ぎてしまいましたが、祖父の葬儀のことの話を引き続き。

人が亡くなると、良い思い出だけが残るといいます。

しかし、そもそも
通夜や葬儀の席で喪主である母親が語っていたような悪いイメージは
自分は持っていなくて、良いイメージしかないのですよね。

通夜の時が丁度、祖父の誕生日で、生きていれば88歳。
自分が物心ついた時には既に定年を迎えており
第2の人生として自宅で習字教室をはじめていました。

自分も兄も従兄弟達も、当然のようにそこで習字を習いました。
そしてどんなに下手くそに書いても「駄目」だなんて言わなかった祖父。
葬儀に集まってきた従兄弟達とも一致した思い出ですが、
必ず誉める。
よほどのコトがない限り、孫を怒ることはないのです。

…朱色で手本を書く時に、がっちり直されたりはするんですけどね(苦笑)。

それから、教室が終わると、お菓子をもらうのですが
ここでもらった「みそパン」を幼少時の自分はいたく気に入りまして。
自分の家でもよくみそパンをねだって母親に嫌がられました。

変わりだまが入っていた漆塗りの器とか
リフォームする前に1階にあった「みざる・いわざる・きかざる」の置物とか
正月に、長女一家(うち)と次女一家が集まっての百人一首大会とか
断片的だけど色々な思い出を、葬儀の間中思い出しました。


最後の1,2年は痴呆が進行しており、
今年に入ってからは入院もしていたので
初めて死に顔を見た時は、安らかな寝顔よりも
随分小さくなってしまった身体に少なからずショックを受けたものです。

それでも
あの年齢にしては随分元気で居つづけていた祖父だったな~、と
改めて思ったのは、火葬場でした。
骨がしっかり残っているんですよね。
特に足の骨なんか、それこそ標本でみるような形そのまま。
喉仏もそのままで、あれは詩吟を吟じていたからだよね、と言ってました。


東京に戻る直前、祖父の写真を一枚拝借してきました。
十年以上前の、元気な頃の、オシャレな祖父の写真。
スケジュール帳に挟めています。


天国で、祖母にはもう会えたのでしょうか。
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by aisasaki_dash | 2004-07-10 22:25 | life